PhotoShop アナログテレビ風加工 1

昔のアナログテレビ、ブラウン管のモニターで表示される質感の加工をします。

色んな方法があるのですが、今回は手軽なものから。

 

使用する画像

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商用利用も可能なフリーフォトサイトの足成さんからお借りしました
http://www.ashinari.com/2013/02/22-376618.php

 

走査線[スキャンライン]を入れる

まず元画像レイヤーを複製

複製したレイヤーにフィルタをかける
フィルタ→スケッチ→ハーフトーンパターンを適用
数値は、[線1 コントラスト0]
※描画色は白[R255,G255,B255]、背景色は黒[R0,G0,B0]にしておく

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レイヤーモードを乗算、不透明度を40%位にした後、画像を統合

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色のにじみをつくる

色のにじみを再現するためにチャンネルレイヤーをいじります
※前の工程で、[画像を統合]ではなく、[レイヤーを結合]していた場合エラーになる可能性があります。
見た目は一つのレイヤーになっていても、チャンネル情報がレイヤーごとにわかれて
しまったままになっているためです。[レイヤーを結合]コマンドでもレイヤーがロックされ、レイヤー名が背景になっている場合は大丈夫。

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グリーンとブルーのチャンネルを移動ツールで若干動かしました。
移動しすぎると、赤と緑のメガネをかけると立体で見える3D画像のようになってしまうので注意。

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調整レイヤーで色味を調整

走査線を入れた時に画像が暗くなったのと、ブラウン管の光の強さを再現するためトーンカーブで全体的に明るくします。赤を強くすると昔のテレビの色合いにより近くなります。さらにレトロっぽさを出すなら色相・彩度で彩度を下げるのもいいかも知れません。

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完成